金将が王将さまに,駒(こま)の打てないところをお話しします。
金将 : 「王将さま,これから駒(こま)の打てないところをお話しします。」
王将 : 「そうじゃった。あとで話すと申して(もうして)おったな!」
金将 : 「まず,駒(こま)は,もともとある駒(こま)の上には打てません。」
王将 : 「そうか,もともとある駒(こま)の上には打てないのじゃな!」
金将 : 「そして打った駒(こま)が次(つぎ)に動けないところには打てません。」
王将 : 「打った駒(こま)が,次(つぎ)に動けないとはどういうことじゃ!?」
金将 : 「下の赤いところに,歩兵(ふ)と香車(きょう)は打てません。」
王将 : 「なるほど,それから先に進むことができないからじゃな!!」
金将 : 「赤いところと青いところに,桂馬(けい)は打てません。」
王将 : 「うむ,これもそれから先に進むことができないからじゃな!!」
金将 : 「はい,そのとおりでございます。」
王将さまの方から相手(あいて)の方を見たとき |
9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | |
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九 |
相手(あいて)の方から王将さまの方を見た時(とき) |
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こうして,将国(しょうこく)と棋国(きこく)の金将は,2人の王様に
駒(こま)を打てないところのお話をしました。
王将さまと玉将さまは,ますます将棋(しょうぎ)が好きになりました。
将棋物語のお話は,まだまだ続きます。
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