王将(おう)と玉将(ぎょく)の動かしかた

金将 : 「さいごは,①王将(おう)と②玉将(ぎょく)の動かしかたをお話します。」

王将 : 「いよいよ,王(おう)の動かしかたじゃな!!」

金将 : 「王将(おう)も玉将(ぎょく)もおなじ動かしかたです。」

王将 : 「おなじ動かしかたじゃな。」

金将 : 「①王将(おう)も②玉将(ぎょく)も青いところに動かすことができます。」

王将 : 「青いところに動かすことができるのじゃな!!」

金将 : 「王将さま。では、つぎの図の③の王将や④の玉将は,どこに動かすことができるでしょうか。」

王将 : 「①王将(おう)も②玉将(ぎょく)もおなじ動かしかたじゃから,赤いところに動かせるはずじゃが,どうじゃ!?」

金将 : 「そのとおりです,王将さま。」

こうして,将国(しょうこく)の金将は王将さまに駒(こま)の
動かし方を熱心(ねっしん)に話しました。

棋国(きこく)の金将も玉将さまに同じように話しました。

王将さまも玉将さまも,けらいの金将の話を熱心に聞きました。

王将さまも玉将さまも「将棋(しょうぎ)」が気にいったようで,そのあと,駒の動かし方をくりかえしておぼえられました。

王将さまも玉将さまも将棋を知って,けんかをすることがなくなりました。

将国(しょうこく)と棋国(きこく)の38人のけらいたちは,王将さまと玉将さまがけんかをしなくなり,とてもよろこびました。

【まえにもどる】

【つぎへすすむ】

■将棋物語トップへ