将棋(しょうぎ)をするときの勝ちと負けのきめかた
王将さまと玉将さまが駒の動かし方をおぼえたので,
将国(しょうこく)の金将と棋国(きこく)の金将は
王様に将棋のルールを話すことにしました。
これは,将国(しょうこく)の金将が王将さまにしたお話です。
金将:王将さま,これから将棋のルールのお話をします。よろしいですか。
王将:将棋のルールとはなんだ?
金将:家来(けらい)の私たちは,王将さまに将棋(しょうぎ)をたのしんでもらうために,いろいろなルールをかんがえました。
王将:ほう,わしのために,いろいろなルールを決め(きめ)たのか?
金将:はい,そうでございます。
王将:どんなルールじゃ?話してみよ。
金将:前にもお話しましたが,将棋(しょうぎ)は対戦型
(たいせんがた)ゲームでございます。どちらかが勝ち,どちらかが負けるゲームです。
王将:どうやると勝ちと負けがきまるのじゃ?
金将:それは,相手(あいて)の王様を負かせてしまうと勝ちが
きまります。
王将:どうやると,相手の王を負かせることができるのじゃ?
金将:将棋(しょうぎ)は,駒(こま)をつかってゲームします。
ですから,相手の王様の駒(こま)をとってしまえば,
相手の王を負かせることができます。
王将:おおー。相手の王様の駒をとるのじゃな!!
金将:はい,そうでございます。
王をとると勝ち,取られると負けになります。
こうして,将国(しょうこく)と棋国(きこく)の金将たちは,
将棋(しょうぎ)をするときの勝ちと負けのきめかたを王様たちに
お話ししました。
将棋物語のお話は,まだまだ続きます。